歴史こぼれ話

歴史こぼれ話

「この坊主達だけは許すことはできぬ」           後鳥羽上皇の怒り   建永の法難

 京都の北東、左京区に鹿ケ谷と呼ばれる一角があります。平安時代の安元3年(1177年)に僧都俊寛が平家打倒の密議を行った別荘があったことで「鹿ケ谷の陰謀」として歴史上に名を残すことになった所です。その30年後の1207年、気性の激しい後鳥...
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平安から鎌倉へ 白拍子 時代を彩った女達

京都の西を南北に走る西大路通りが八条に差し掛かるところに平清盛が創建した若一(にゃくいち)神社があります。この神社には清盛が手植えしたと伝えられる楠の大木があり、この木を切ると祟りがあると言われており京都市電もこれを避けるため西側に迂回...
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秀吉の愛した側室 松の丸

 琵琶湖の北西、国道161号線が海津の集落を過ぎてマキノと大浦へ分岐する交差点「海津」の少し手前の山側に、水上勉氏の長編小説「湖笛」の舞台となった宝憧院があります。織田信長殺しの明智光秀の謀反に加わったとして、若狭武田の流れをくむ...
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 西行の詠んだ朝妻船とは

     おぼつかな 伊吹おろしの風先に 朝妻船は会いやしぬらむ    西行 「伊吹山から吹き下ろす強風に朝妻船は出会って翻ろうされているのだろうか」 平安時代末期の歌人 西行が詠んだ和歌です。   琵琶湖の東岸を北か...
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 夢に見た白河の関

 2022年、夏の甲子園大会で仙台育英高校が優勝して、優勝旗が初めて白河の関を超えて東北にもたらされたと話題になりました。今なら東北新幹線でビールでも飲んでいるうちに通り過ぎてしまいますが、平安時代ではとんでもなく遠い所だったようです。そ...
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