飛行機のはなし

飛行機のはなし

グラマン鉄工所

 アメリカ海軍の艦上戦闘機を製造していた航空機メーカーにグラマン社がある。最後に製造したのが最初の「トップ・ガン」でマーヴェリックが乗っていた双発、複座、可変翼を持つF-14 トムキャットである。また太平洋戦争で日本が徹底的にやられたのが...
飛行機のはなし

世界初のジェット戦闘機

 第二次世界大戦の末期に、戦闘機はプロペラ機からジェット機へと進化していった。世界で初めて戦場に現れたジェット戦闘機はシュバルべ「つばめ」と名付けられたドイツのメッサーシュミットMe262である。ドイツへ爆撃に向かうボーイングB17爆撃...
飛行機のはなし

飛行機のニックネーム

 アメリカ人はニックネームをつけるのが上手いと常々思っている。写真の機体は第二次世界大戦が終了してアメリカとソ連の冷戦が激しさを増していた1948年8月16日に初飛行を行ったノースロップ社のF89全天候戦闘機である。全天候戦闘機と言うのは...
飛行機のはなし

羽田空港の事故

   2024年の正月1日、いつも初詣に出掛ける神社でおみくじを引いたところ人生で初めて”凶”を引き当ててしまった。悪いことが起きなければよいがと思っていたら、夕方に能登半島で大地震が発生した。続く2日には羽田空港で日本航空と海上保...
飛行機のはなし

 高揚力装置

 飛行機が離着陸する時に外を見ていると、翼の前と後ろにスルスルと補助翼のようなものが伸びてきますね、前にの方をスラット、後ろの方をフラップと呼びます。これらは高揚力装置と呼ばれています。どんな仕事をしているのか簡単に説明しましょう。それに...
飛行機のはなし

 飛行機の操縦

 操縦室に入りシートに着くと、目の前には操縦桿、足元にはラダーペダルがあります。すべての装置がスムースにできるようにシートの位置と高さを調節して自分の体に合わせ、リクライニングとひじ掛けも合わせます。昔はシートに座った所を見ただけで腕前が...
飛行機のはなし

飛行機は何故飛ぶの?

 飛行機に関する記事を書いていたのですが、文章が長い,難しいという声があったのでもう少し基本的なことを少し短めに書くことにしました。「あんなに重たい飛行機が、なぜ空を飛ぶことができるの?」と疑問を持つ人がいます。  飛行機が空気中を...
飛行機のはなし

パイロットは五感を研ぎ澄ませ

 機長に昇格する前の5年間、ボーイング767に乗務していました。丈夫で性能も良いのですが、何故かインパクトが弱くあまり記憶に残らない平凡な機体でした。B767はコックピットに始めてパソコンのようなディスプレイが採用されました。機体...
飛行機のはなし

 パイロットによって揺れ方が違う

 1966年3月5日BOAC(英国海外航空)911便は、羽田空港からホンコンへ向けて、13時58分に離陸しました。滑走路脇には、前の日に濃霧の中、着陸に失敗したカナダ太平洋航空402便ダグラスDC8の残骸が散乱しています。 事故を起...
飛行機のはなし

ニューヨーク便 第3エンジン油圧 低下

 技術の進歩で最近のジェットエンジンが飛行中に故障することはほとんど無くなりました。時折ニュースでエンジンが火を噴いて緊急着陸する映像が流れることがありますが、民間航空のパイロットで、飛行中にエンジンを停止させた経験を持つ人はあまりいない...
タイトルとURLをコピーしました