戦争映画「トコリの橋」

飛行機のはなし

 1950年6月25日、朝鮮人民軍が38度線を超えて韓国への砲撃を開始し朝鮮戦争が勃発した。朝鮮半島を共産化しようと企むソ連の支援によって武装が強化された北朝鮮軍の攻撃に、態勢の整っていなかった韓国軍は総崩れとなり朝鮮半島南部の釜山まで追い込まれ、韓国はまさに後のない状態であった。

この事態を重く見たアメリカは国連軍を結成し本格的に朝鮮戦争に参戦した。釜山近辺の戦闘では苦戦を強いられていたが1950年9月15日ダグラス・マッカーサー元帥率いる国連軍がソウル近郊の仁川(インチョン)に上陸作戦を敢行、成功する。この作戦が失敗していれば今の韓国は無いといわれたほどの戦いであった。その後、国連軍は北朝鮮軍を北と南から攻撃し形勢は逆転し平壌(ピョンヤン)を制圧さらに中朝国境付近まで北進することになった。

仁川上陸作戦を指揮するマッカーサー元帥

さて朝鮮戦争を題材にした映画が1954年に制作された「トコリの橋」である。勇敢なパイロットがジェット戦闘機に乗って地上攻撃を行う典型的なアメリカ映画である。主役はウイリアムホールデンが演じている、が違う。この映画の主役は アメリカ海軍の艦上戦闘機グラマンF9Fパンサーである。 そのほか初期のシコルスキーの救難ヘリコプターやダグラスA1Dスカイレーダーなど渋い役者が脇を固めている。不時着のシーンは特撮と判るがその他大部分が実写である。

グラマンF9Fパンサー
シコルスキーH03S-1救難ヘリ

 

日本海で任務にあたる航空母艦、空も雲も海もまさに実写である。緊迫した空母での離着艦シーン、激しい地上攻撃シーンなど一度動画を見てほしい。Googleで「トコリの橋」と検索すれば13分ほどの短い動画が見られると思います。

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