調査困難な数量を、少ない情報をもとに既知の手法を用いて短時間で論理的な推論を概算する手法をいう。
髪の毛は何本ある?調べようと思えば1本ずつ数えれば良い。出来ないことはないがとてつもなく面倒で時間がかかる。そこで頭皮1平方センチ当たり何本の毛があるかを数えて、頭全体の面積を調べれば大体の数がわかる。これがフェルミ推定である。以前より疑問を持っていたが、同じことを考えている人がいた。この宇宙に存在する星の数と、地球にある浜辺の砂粒のどちらが多いか。

天文学者の計算によると、宇宙に存在する星の数は10の24乗、江戸時代の数学所「塵劫記」によると 1秭(じょ)と言う単位の数になるらしい。
それでは地球上の浜辺にある砂粒の数はどれほどだろうか?地上にある砂浜の面積と砂浜の砂の深さの平均を計測したところ、10の18乗,100京(けい)という数字が算出された。
ずっと砂の数のほうが多いと思っていたが、フェルミ推定の計算上は星の数がはるかに多かった。浜辺の砂1粒に対して宇宙の星は10の6乗、100万個に相当するらしい。地上に住む我々にとっては、無数に思える砂の数も、宇宙のスケールで見ればこの程度のものなのかもしれない。

