セカンドハウスの暖房と言えば 薪ストーブ

アウトドア・ライフ

 湖北の雑木林にセカンドハウスを建ててから早いもので30年近くの年月が過ぎた。滋賀県の北部は冬季には積雪が多く、気温も低くなる。セカンドハウスの暖房に薪ストーブは欠かせないものとなった。導入当初はいろいろと失敗もあったのだが、ここ数年は取り扱いにも慣れてきた。昨今のアウトドアブームで薪ストーブの導入を考えている方もあるかと思うので、私の体験が何らかの参考になればと記事を書くことにした。   あくまでも私見である。

 まず第一に、見栄えを気にせず、なるべく安く薪ストーブを設置しようと思うなら高価な薪ストーブは必要ない。我が家の薪ストーブは「コメリ」で購入した MADE IN CHAINA だ。型番は tbi-605A  現在NETでの販売価格は44,800円となっているが、私が購入した時は39,800円だった。 10年ほど使っているが、耐熱ガラスを一度交換しただけで、調子よく燃えてくれている。

 次に煙突だが,余程の寒冷地でない限りホームセンターで売っているシングルの煙突で十分だろう。私は、雑誌に影響されて外側は2重の煙突にしている。外から見たときに恰好は良いのだが値段は高いし、重たいので取り付け工事が大変だった。材料費だけで20万円以上した。年に2~3度降る大雪の屋根雪を避けるために写真のような取り付けになっている。同じ別荘地の友人K氏の煙突はシングルだが、性能的には全く違いが無い。むしろ縦の部分が長いのでK氏のストーブの方がよく燃えるようだ。と言う事で、取り付けを自分でするならストーブと煙突は10万円以内で収まると思う。

我が家の二重煙突

さて次に燃料となる薪だが、本格的に燃やすとなればそれなりの量が必要となる。私の住む別荘地では大雪が降ると、手ごろな木が何本も倒れる。直径が20~30㎝の木が3本ほどあれば、一冬の薪は確保できる。ただ4駆の軽トラ、チェーンソー、そして薪割の体力が必要となる。薪を業者から購入すると結構な値段になるようだ(私は購入したことは無いが)その気になって工夫すれば、薪の調達は何とかなると思う。そして薪の置き場はストーブの近くに作っておくと便利だ。

ストーブの傍の薪置き場

 さて薪ストーブの燃やし方だが、私は最初に杉の枯れ葉の上に、杉の木を置いて点火する。ある程度燃えたところで、広葉樹の細い薪を入れてストーブの温度を200度くらいまで上昇させる。広葉樹の薪が燃えて熾(おき)になると、後は無駄にならないように薪を少しずつ足してやる。空気の量と煙突のダンパー(排気用のバルブ)を調整すると、熱が煙突に逃げずに効率よく燃えてくれる。蒸気機関車のようだ。

愛犬と過ごした日々

 薪ストーブを導入するには結構な手間が必要となる。ある程度、なんでも自分でする人でないと大変だと思うが、一度この暖かさを体験するともう手放せなくなってしまう。この冬は寒さが厳しかったので、よく働いてくれた。 いつも一緒に温まった愛犬の黒ラブが居ないちょっぴり寂しい冬だった。

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