2022-06

飛行機のはなし

 ボーイングのベストセラー B737

 1967年の初飛行以来10,000機以上が製造,販売されボーイング社のベストセラーとなったのがB737型機だ。B737型機で最初の頃に製造されたのがB737-200と呼ばれた機体で、私はこの飛行機に5年間で約3,000時間乗務した。機種...
飛行機のはなし

チェックリストさえしていれば!

 統計上から航空機は安全な輸送手段だといわれている。しかし、一旦事故が発生するとそれは、センセーショナルな大事件となる。一般に航空事故が発生する要因としては                     1 機材の故障          ...
飛行機のはなし

 航空機衝突防止装置(TCAS)

 1971年7月30日、岩手県雫石上空での全日空ボーイング727型機と自衛隊の戦闘機F86Fの衝突を始め、1978年9月25日には南カリフォルニアのサン・ディエゴ空港へ着陸進入中のパシフィック・サウスウエスト航空ボーイング727と...
飛行機のはなし

 離陸中のエンジン故障 (2)

 離陸中のエンジン故障に関しては、故障がV1(決心速度)の手前で発生するか、後かで全く対応が異なってくる。V1以降に故障が発生した場合は、そのまま離陸操作を継続する。私がエアバスA320の限定変更の試験を受けたときは、下地島で実機のエンジ...
飛行機のはなし

 離陸中のエンジン故障 (1)

 エンジンを二つ以上装備した旅客機が、離陸滑走を開始した後にエンジンが一つ故障した場合に、 パイロットはどのような操作をするのでしょうか?航空に興味のあるか方はご存じと思いますが、離陸を取り止めるかそのまま離陸を継続するかを判断する V1...
飛行機のはなし

 BOEING747 フライトインプレッション2

上の画像は-400の操縦室と計器パネルです。。機長と副操縦士の2名で運航することになったので、すっかり変わってしまった。それでは離陸からのインプレッションを続けよう。 ●地上走行中に注意するのは、タクシースピードとス...
飛行機のはなし

 BOEING747 フライトインプレッション1

 二輪車や自動車の雑誌を見ていると、車に乗ってその印象を記事にするドライブインプレッションと言うのを目にする事がよくある。現在では経済性や航空需要の変化で、ほぼ絶滅してしまった4発の大型ジェット、かつて機長として乗務していたボーイング74...
オートバイの話

人生初のMotercycle

子供の頃から2輪車が好きでこの歳(1948年生まれ)になるまで、常に1台は傍に置いてきた。人生最初に乗ったのは、山口のオートペットと言うバイクで、これは兄が通勤に使っていたものを時々、家の周りで乗せてもらった。(もちろん免許はもっ...
飛行機のはなし

 伝説のパイロット アルビン・ジョンストン

 私は今でも一番格好の良いジェット旅客機はボーイング707だと思っている。ボーイング707の試作機であるボーイング368-80(ダッシュ・エイティ)は1954年7月15日に初飛行を行なった。そして3週間後の1955年8月7日に一般の人々の...
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 コンベア880 なぜ壱岐空港で事故?

 日本航空のコンベア880の記事を書いていてふと疑問が湧いてきた。壱岐島は福岡の北西の玄界灘に浮かぶ長崎県の島だ。私もYS11に乗務している頃はよく飛んだものである。行きの高度は4000フィート(1200m)帰りは3000フィート(900...
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